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 紀州梅鳥やすさみのイノブタチャーシューを使った中華そばいかが? 和歌山市六十谷の有功東小学校6年風組が、オリジナルの和歌山ラーメンを考案し、3月5日(日)に「六風流和歌山ラーメンサミットin有功東」を同校で開く。和歌山の魅力を発信しようと子どもたちが考えたラーメンを販売。担任の細田和希教諭は「職人さんに教わり、販売する経験を通して、将来自分がどんな大人になりたいかを考える機会にしてほしい。子どもたちの地元への愛情が詰まった力作を味わって」と呼びかけている。 

 昨春、総合学習の時間に学びたいことを話し合った際、子どもたちから「和歌山の魅力を発信したい」「たくさんの人を喜ばせたい」との声が上がり、和歌山ラーメンに目を付けた。インターネットで作り方を調べ、6月の休日、家庭科室でとんこつを8時間煮込んで試作したが、思う味には至らなかった。

 「プロのアドバイスを」と和歌山市の老舗、井出商店と、有田市で人気の清乃に相談。職人の仕事を見学し、うま味を逃さない煮込み方や、トッピングとなる特産品を生かした調理法などを教わった。加藤伊織くんは「めんがくっついて太くなったり、スープが辛くなったりと何度も作り直しました。和歌山らしい納得の味ができた」と喜ぶ。

 完成した味は3種類。とんこつしょうゆ味の「こってり6風ラーメン」と「あっさり喜和味ラーメン」はイノブタのチャーシューを乗せ、6風にはメンマ、喜和味は味のアクセントとなる梅肉を添える。梅鳥の鶏ガラスープを使った「鶏!旨塩ラーメン」は、ダシに漬け込んだ梅鳥の胸肉とバルサミコ酢をかけたトマトが華やかさを演出。チャーシューやメンマも手作りしてこだわる。

 田中みのりさんは「具材を和歌山産にこだわりました。6年間お世話になった人や、地元和歌山の人に感謝の気持ちを込めて作るので、たくさん食べに来てほしい」と願っている。

 午前11時~午後2時。一杯250円で先着200食。

(ニュース和歌山より。2017年3月4日更新)