和歌山を中心に約200組のアーティストが出演する「わかやまマジカルミュージックツアー」が4月23日(日)、和歌山城と、隣接する和歌山県立近代美術館・博物館で開かれる。田辺市出身の俳優、小西博之さん率いるバンド、紀州人も出演。小西さんは「和歌山を愛する人たちに共感してもらえる曲を届けます。一緒に盛り上がりましょう」と呼びかけている。

 和歌山を音楽の力で活性化させようと、愛好家らが始めたイベント。和歌山城砂の丸・西の丸・天守閣前広場、美術館前エントランス広場はじめ10ヵ所にステージを設け、ジャズ、ゴスペル、ロック、ポップス、クラシックなど県内外の200組のバンドや個人が舞台に立つ。ゲストは、関西を中心にテレビやラジオで活躍する歌手の大西ユカリさん。

 和歌山にゆかりあるアーティスト約10人でつくる紀州人は、西の丸メーンステージで午後4時20分に登場。小西さんが作詞した『紀州人』を歌う。和歌山が全国に誇る名勝や特産品を歌い、サビでは拳を突き上げ、観客と共に「我ら紀州」とかけ声をあげる。昨年発売したCDの売り上げの一部を県内の児童養護施設に寄付しており、小西さんは「会場に集まった人が音楽で一体になり、人間の生きる力を高め合いたい」と話す。

 無料。午前11時〜午後9時。美術館前では午前10時から、屋台やフリーマーケットも並ぶ。同イベント事務局(070・6503・3797)。

 なお、22日(土)に和歌山市内11ヵ所のライブハウスで前夜祭を開催。1000円の共通パスポートで全会場を回れる。午後スタートで、時間は会場ごとに異なる。

写真=当日に向け意気込み十分の小西さん

(ニュース和歌山より。2017年4月12日更新)