大学内外でイベントや公演を行う学生に、企画運営のノウハウを身につけてもらおうと、和歌山大学生と和歌山市民会館が協力し、「大学生の総合文化プロデューサー育成講座」を6月8日(木)午後6時半に同館4階で開く。和大混声合唱団員で観光学部4年の川﨑瑞生さんは「イベント運営は大学生になって初めてする人が多い。実際に演奏会などを企画する中での不安を解消する場所にしたい」と望んでいる。
昨年末、同団の定期演奏会後、「もっと多くの人に見てもらいたい」との声が学生から上がったことから、同団と市民会館が協力し、演出家で文化プロデューサー育成講座を開く岡本伸子さんを講師に、大学生向け講座を企画した。全2回で、初回はステージ構成、広報手段やチラシデザイン、秋以降の最終回では実際の運営や進行について学ぶ。ジャンルや規模は限定しない。
同館の田原靖也さんは「まもなく社会に出る大学生にとって、将来の活動にも役立つはず。友人やOB、保護者以外への集客法などを学んでもらいたい」と話している。
各回1000円で先着15人。同市に住むか市内の大学に通う学生対象。希望者は氏名、電話番号、大学名、学年、所属クラブを同館(073・432・1212、メールcivic-hall@iris.eonet.ne.jp)。
(ニュース和歌山より。2017年5月20日更新)