地域社会や世界の平和に貢献し、助け合いの精神をはぐくむ青少年赤十字活動(JRC)。JRC委員会がある和歌山市吹上の吹上小学校で5月25日、全校児童244人が参加し、JRC集会が開かれた。

 同校は校内に1円玉募金箱と、使用済みのクオカードや図書カードなどのギフトカード回収箱を設置。集会は5、6年のJRC委員が中心となり、1年生に活動を知ってもらおうと毎年行う。

 まずJRCの意味を説明。次に今年の目標として、1円玉は2万5000枚で1人102枚、カードは2100枚で1人9枚と発表し、「これがポリオワクチン130本分になる。力を合わせれば救える命がある」と強調した。耳を傾けた4年の堀裕明くんは「人は1人では何もできない。でも、集まれば力になれると思った」、田中佑奈さんは「今までよりもっとJRCに協力したい」。

 集会を終え、6年でJRC委員長の岩本潤くんは「はっきりと伝えられるよう休憩時間に何度も練習した。うまくできてよかった」。柏野貴之校長は「一人ひとりの小さな力の積み重ねが大きな支援になる。自分たちの活動が世界の子どもを支えていて、また自分たちも友達と支え合って生きている意識を持ってもらえれば」と話していた。

写真=JRCの誓いの言葉を掲げる

(ニュース和歌山より。2017年6月3日更新)