和歌山県 人材バンク開始


 園芸に語学、パソコン、スポーツなど、豊富な知識と経験を持つ60歳以上の社会参画を進める和歌山県の「わかやま元気シニア生きがいバンク」がスタートした。委託を受けた和歌山県社会福祉協議会(和歌山市手平)が運営。趣味や資格を生かして活躍できる個人、または団体と、講座などを希望する学校や企業、福祉施設、NPOなどをつなぐシステムで、登録者を閲覧できるHPを7月1日(土)に開設する。

 登録はインターネットででき、資格やPR、活動日時、謝金の希望などの情報を入力。県社協が確認後に生きがいバンクのHPに掲載する。活動内容やエリアで適した人材を検索できる。依頼側も登録が必要で、社協を通じて申し込む。

 6月中旬から登録を受け付け始め、6月26日現在は介護予防運動やスポーツの指導など52件の登録がある。資格や経歴の審査はなく、料理や花づくりなど趣味や特技の登録も歓迎。県社協の植山均さんは「今まで培ってこられた経験は地域の宝。家にこもらず人のために活躍すれば健康にもつながります」と呼びかけている。

 申し込みは書面でも可。詳細は県社協(073・435・5214)。

(ニュース和歌山/2017年7月1日更新)