江戸時代の地誌書『紀伊国名所図会』に彩色を施し、解説を加えた本紙発行の書籍『和歌浦の風景』。ニュース和歌山は、色鮮やかによみがえった当時の景色を紹介するパネル展「和歌浦の風景〜江戸時代の紀州を訪ねて」を10月4日(水)~16日(月)、和歌山市和歌浦中の純喫茶リエールで開きます。会期中、ウォークイベントや塗り絵教室も開催。同店名物のワッフルと、地元店、春栄堂の名物、シューパリを組み合わせた期間限定の特別メニューも販売します。この機会に、秋の和歌浦へぜひお出かけください。

リエール・ワッフル&春栄堂・シューパリ〜限定コラボスイーツ


 『紀伊国名所図会』は1811年、藩の商用を担った帯屋7代目、髙市志友が発行しました。和歌山城や城下町はじめ和歌山の景勝地が描かれており、『和歌浦の風景』では、この中の24枚を収録。和歌山市の芝田浩子さんが100色の色鉛筆で塗り分け、同市立博物館の額田雅裕館長がその歴史や地理的特徴を紹介しています。今回、江戸時代の和歌浦の様子が伝わる同書を生かし、日本遺産に登録された和歌浦の歴史を振り返るパネル展を企画しました。

 木造の観海閣から景色を眺める人々、和歌祭の行列など、当時の様子を生き生きと描いた24点を掲示。会場のリエールは、明治期に建てられ、和風建築の雰囲気と美しい日本庭園が楽しめます。


 火曜と日曜を除く会期中、リエール特製のワッフルと、和歌浦で人気のシューパリを組み合わせた「和歌浦コラボ」を販売します。サクサクした軽い食感のワッフルに、生クリームをたっぷり盛ったシューパリを添え、季節のフルーツで彩ります。リエールの斎藤晋也さんは「以前から思い描いていた夢の組み合わせ。地元店同士、和歌浦の盛り上げに一役買います」と意気込みます。

 春栄堂が他店と連携したスイーツを提供するのは初めてで、パティシエの南克勲さんは「ワッフルの盛りつけが立体的で見た目に面白い。ホイップをワッフルに付けて食べて」。リエールのレシートを春栄堂へ持参すると購入額から1割引きになります(当日のみ)。

 午前10時(土日祝は9時)~午後5時。火曜定休。ニュース和歌山(073・433・4883)。

写真上=コラボスイーツを手に南さん(左)と斎藤さん

☆関連イベント☆

◎和歌浦ウォーク…10月7日㊏午後2時〜4時。玉津島神社を出発し、奠供山(標高35㍍)、観海閣、和歌浦天満宮などを額田さんが案内。約3㌔。リエール飲み物券付き800円。

◎塗り絵教室…10月12日㊍午後1時半〜午後4時、リエール。芝田さんの解説で「紀三井寺」「東照宮」などモノクロの名所図会へ色付け。色鉛筆持参。特製スイーツ付き1500円。

【応募】希望イベント名、参加者全員の住所、氏名、年齢、性別、当日つながる電話番号をご記入の上、ニュース和歌山へ。
 ハガキ=〒640・8570(住所不要)
 FAX=073・431・0498
 メール=ad3@nwn.co.jp
【締め切り】9月27日㊌必着
【定員】ウォーク20人、塗り絵10人。応募多数の場合抽選し当選者に参加券を発送。

(ニュース和歌山/2017年9月23日更新)