和歌山市中心部を流れる市堀川を生かそうと、カフェやマーケットが並ぶ期間限定の「ミズベコモン」が11月5日(日)まで、京橋駐車場で開かれている。南海和歌山市駅から東ぶらくり丁までの川沿いエリアを対象にした社会実験「ワカリバ」の一環。
ミズベコモンは昨年、水辺の活用法を考えるワークショップとシンポジウムを開いたわかやま水辺プロジェクトが運営する。市民から集めた声をもとに、京橋駐車場の一部を芝生の広場に変身させた。ベンチやテーブルを置き、カフェバーが毎日出店するほか、ライブやヨガ、マルシェなどを行うイベントスペースとして活用する。
また、仮設桟橋を設け、ボードに立ってこぐSUPのレンタルやカヌー体験会など、水上での遊びも提供。実験終了後は通行量や利用者の満足度、周辺住民の意識調査を行い、今後のまちづくりに役立てる。
同プロジェクトの吉川誠人代表は「水辺で遊ぶことを通じ、『意外といい川だな』と気付いてもらうことで、もっと川をきれいにしていこうと市民の意識が変わってゆけば」と願っている。
カフェは午前9時〜午後9時。マルシェは毎週水曜開催。イベント予定は同プロジェクトHP。
写真=内川沿いに憩いのスペースを開設
(ニュース和歌山/2017年10月11日更新)