和歌浦小2・5年生が挑戦
音楽に合わせ転がったり、飛び跳ねたり。和歌山市和歌浦西の和歌浦小学校で11月9日、創作ダンスの発表会が行われ、2年生と5年生計68人がオリジナルダンスを踊った。
愛媛県松山市の女性コンテンポラリーダンスグループ「ヤミーダンス」の2人が来校。3日間指導を受け、「サンマ」や「読書」など身近な事柄をダンスに仕上げた。
最終日の発表会では、本を読む子の周りを数人で囲み、頭の上でひらひらと手を動かして、本の内容を想像している様子を表現したり、「彫刻」をテーマに関節を一つずつ動かしたりと、子どもたちが考えた独創的な踊りを披露した。
サンマの役をした2年の下地琉聖(りゅうせい)くんは「5年生と踊って楽しかった」、5年の若林梨緒那ちゃんは「友達の頭の中を表現するなど不思議なダンスでしたが、うまくできました」。
ダンサーの得居幸(みゆき)さんは「世界に一つしかない、それぞれの頭の中にある動きをダンスで表現する。始めは恥ずかしがっていた子も、間違いや正解はないと言うと、思い思いの動きをしてくれました。人と踊ることで、人を思いやる気持ちをはぐくんでほしい」と期待していた。
写真=釣った魚を食べる様子を表現する児童