和歌山市に専門カフェ開店

 40年近くに渡って人気のガンダムをはじめとしたプラモデルを作って遊べるカフェ「フォレスト・ガン・プラ」が12月9日、和歌山市雑賀屋町東ノ丁の弁当店、杏亭2階にオープンした。店主の山本賢治さんは「プラモデルは家で黙々とするイメージがあるが、ここでは会話しながら交流できる。初心者から作品を披露したい上級者まで、多くの人が集う場所に」と描く。

 山本さんは3月に起業体験イベント、スタートアップウィークエンドに参加した。4歳の息子が、完成したおもちゃはすぐ飽きるが、ガンダムのプラモデル作りには熱中するのを見て、プラモデル作りに興味がある人、未経験者、親子連れ、女性など様々な人が、プラモデルを作って展示もできるカフェを提案。最優秀賞を受賞した。

 ガンダムに登場する軍艦「ホワイトベース」をイメージした店内。プラモデルはニッパー不要の初心者向けセット、グループで共有しながら楽しめるセットに分かれる。完成品は店内に飾ることもでき、棚には塗装を施した上級者の作品から初心者のものまで40体以上。今後は写真撮影、ロボット遊びができるジオラマを設ける予定だ。

 初日の9日は参加者が、腕と武器、頭と胴体、足の3グループに分かれ、37・5㌢のガンダムを作り上げた。子どもと参加した男性は「息子と妖怪ウォッチのプラモデルを作ったことがある。一緒にガンプラを作れればうれしい」と目を輝かせていた。

 午後1時半〜9時。同店(073・494・3077)。

写真=プラモデルの作り方を教える山本さん(中央)