戌 年
国民文化祭の和歌山開催も近くなって参ります。今年は戌年でございます。誰にも好かれる、かわいい犬のような戌年であってほしいと期待します。
日本芸術院会員 清水達三
迎 春
あけましておめでとうございます。
ひとつの時代のゴールが見える新年となりました。平成の世はインターネットが世界を覆う一方、二度の震災はじめ自然災害が多発し、ありえない光景を目にさせられました。戦争だけはありえないまま、あと1年余、希望を感じ新時代を迎えたいです。
和歌山のここ数年の動きをみると、道路網の整備にはめざましいものがあります。京奈和、第二阪和と整い、京奈和沿線では県外企業の進出が続いています。昨年10月の台風では大きな被害が出ましたが、第二阪和は大阪と和歌山をつなぐもう一つのライフラインとして機能しました。インフラが暮らしの質を変えるのを実感します。
「地域紙は地域社会のインフラである」。昨年、全国の地域新聞の集まりで確認しました。メディアの多様化で地域紙は押されているように見えます。しかし、私たちの足元の可能性と問題を掘り下げ、人と人をつなぐことができるのは地域の新聞です。
地域の絆がより問われる次の時代。長年、和歌山とともに歩んできた我々ニュース和歌山は、欠かせぬインフラとして真価を発揮する時と気持ちを新たにしています。
本年も変わらずのご愛読を頂けますようよろしくお願い致します。
2018年元旦 ニュース和歌山株式会社