じゃらんと提携しパンフ
漆器づくりや果物収穫など海南市で体験できるプログラムをPRしようと、海南商工会議所は旅行専門誌を発行するじゃらんと連携し、パンフレット『和歌山県海南市じゃらん』を12月27日に発行した。同会議所は「午前中に温山荘園で下駄づくり、午後からカフェでのラテアート、夕方には収穫体験と、海南で楽しい一日が過ごせる、新たな提案ができるものとなりました」と胸を張る。
昨年7月以降、セミナー「交流人口・インバウンド需要を取り込む! 個店潜在力掘り起こし塾」を5回開催。受講した商店、農園、工房などが地域の素材を生かした体験プログラムを開発し、これらをまとめた。
掲載したのは、漆器職人が指導する漆塗りのはし作りや、特産のびわの葉を使って染めるハンカチ作りなど10プログラム。しらす天日干し体験に加え、しらすに隠れたエビやイカ、タツノオトシゴといったミクロモンスターを探す食育教室もある。
同会議所は「ある意味、全国どこにでもある業種の小規模事業者の皆さんが、お客様に幸せを提供するサービスを改めて考えました。需要を掘り起こすモデルをつくり、この動きを地域全体へ広げ、新たな活力やより高い相乗効果を生み出していきたい」と描く。
A4判、8㌻。初版は1万部を発行し、同会議所、JR海南駅などで配布。電子版はじゃらんnetで見られる。同会議所(073・482・4363)。
(ニュース和歌山/2018年1月6日更新)