桂枝曾丸 和歌山弁落語集5

 和歌山市の落語家、桂枝曾丸(写真)が落語CD『和歌山弁落語集5』を3月11日(日)に発売する。和歌山のおばちゃんを主人公とした和歌山弁落語でおなじみ、枝曾丸の5年ぶりとなる落語集。「『笑えば和歌山近くなる』。そんな思いを込めた3席です」と話す。

 和歌山弁落語は漫画家のマエオカテツヤさんとの共作で、1999年に始めた。おせっかいで人情家の和歌山のおばちゃんのキャラクターと懐かしい和歌山弁が評判となり、今や枝曾丸の代名詞に。これまでCD化は4作に及んでいる。

 今回は「犬犬学学」「饅頭可愛」「防災指南」の3作品を収めた。それぞれ毎年開いている独演会の模様を録音したもの。「犬犬学学」はペットブームと言われる中、旦那が連れてきたワンちゃんをめぐりてんやわんや、「饅頭可愛」は倒産ののち復活を成し遂げた駿河屋に、大の駿河屋ファンのおばちゃんが勤務し、大奮闘する。「防災指南」は、枝曾丸が昨年始めた防災落語で、楽しみながら普段の備えの大切さを学べる。

 枝曾丸は「和歌山の今が伝わる落語ばかり。懐かしい和歌山弁も多いので楽しんでほしい」。

 2000円。ヒッツイシイ、和歌山県内のWAYで販売。3月11日午後2時、和歌山市松江のガーデンパークで発売記念イベントを開く。桂枝曾丸事務所(073・474・4315)。

(ニュース和歌山/2018年2月24日更新)