海南市重根の巽小学校で2月15日、1年生66人と4月に入学する園児の交流会が行われた。

 まず、1年生が童話『たぬきの糸車』を歌と語りで発表。鍵盤ハーモニカで『きらきらぼし』『こいぬのマーチ』を演奏し、『ずっとずっとトモダチ』を歌った。

 この後のじゃんけん列車(写真)では、1年生が「わたしの後ろに来るんやで」と優しく教えたり、はぐれる子がいると手をつないだりと、園児を気遣っていた。

 1年の西浦琉ノ亜(るのあ)さんは「鍵盤ハーモニカを家で練習して、うまく演奏できました。喜んでもらえてよかった」、巽幼稚園の前北晃太朗くんは「じゃんけん列車で1回目に負けちゃったけど、お兄ちゃん、お姉ちゃんと遊べて楽しかった」と笑顔を見せた。

 巽小学校の阪口貴史教頭は「1年生は一番下の学年で、今までは甘えられたが、きょうは下の年齢の子を引っ張ろうと、お兄さん、お姉さんの表情でした」と顔をほころばせていた。

(ニュース和歌山/2018年3月3日更新)