『大図鑑』出版記念

 ニュース和歌山は『マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑』の出版を記念し、著者、マエオカさんのトーク&サイン会を3月4日、TSUTAYA WAYガーデンパーク和歌山店で開きました。マエオカさんと親交のあるお笑いトリオ、安田大サーカスのHIROさんが応援に駆けつけ、ユーモアたっぷりの妖怪談を100人を超える来場者が楽しみました。

 まずはマエオカさんによる妖怪クイズ。「ある妖怪が秋になって山に入ると変身したのがカシャンボ。元は何という妖怪?」。正解はカッパで、「カシャンボには風情のある話が残っています。山に入る途中、ある一軒の家の窓に小石を当てる。するとコン、コンと音がなるでしょ? その家周辺の人たちは、その音で、『ああ、秋やな』と感じるというんです。粋なもんですよね」。

 このほか、「和歌山城のガードマンをした妖怪は?」(答え:天狗)、「高野町では〝トラ、オオカミより、もるど恐ろし〟と言われました。このもるどの正体は」(答え:雨漏り)。テンポ良く出される問題に、子どもも大人も積極的に手を挙げて答え、正解者は特製妖怪カードをゲットしていました。

 クイズの後は即席イラスト会。来場者の要望を受けたマエオカさんが筆と墨を使って描きました。大きな紙にHIROさん風の座敷わらしや、HIROさんを乗せて飛ぶ一反もめんが現れると、会場は笑いに包まれました。

 購入した『妖怪大図鑑』にサインをもらい、笑顔を見せていた小学3年の坂野礼宝(あやたか)くんは「漫画家が夢で、妖怪も好きなので、ニュース和歌山の連載をいつも見ています。和歌山の妖怪で最初に知ったヤタガラスが好き」。小学3年の森田有音(ゆの)さんと1年の時生(とき)くん姉弟は、連載を切り抜いてはったノートを持参。「和歌山には妖怪がいっぱい。かわいいから、ツチノコとモリトウさんがお気に入り」と話していました。

 『マエオカテツヤの和歌山妖怪大図鑑』は県内主要書店で販売。ニュース和歌山HPやアマゾンでも購入できます。999円。ニュース和歌山(073・433・4883)。

写真=HIROさん(右)とトークでわかせるマエオカさん

(ニュース和歌山/2018年3月10日更新)