屋形大通りでリユース市

 不要な食器を集めて無料で配る「もったいない食器市」が3月22日(木)に初めて、屋形大通り商店街の駐車場(和歌山市島崎町)で開かれる。発起人の前田知己さんは「自分には不要でも、必要とする人がいる。ゴミを削減でき、一石二鳥です」と期待を寄せる。

 参考にしたのは、奈良での取り組み。毎月、和歌山県内3ヵ所で実施され、1ヵ所で1㌧集まる食器のうち、7〜800㌔が再利用されている。

 前田さんは昨年12月、駐車場に回収ボックスを設置。1月からは賛同する近隣4店舗もボックスを置いた。看板を立ててチラシを配り、3ヵ月で600㌔集まった。「1950年代の古いもの、切子ガラスなど珍しい食器もあります。段ボール3箱分持ってくる人や、車で運んでくる人もいて、処分に困っている人が多いと感じました」

 当日は、絵や文字が入ったもの、無地のもの、思い入れがあって捨てられなかったものなどに分類し並べる。「年3回予定しています。将来は毎月開催し、市全域に広がれば」と意気込んでいる。

 午後1時〜3時。不要な食器の引き取りも行う。前田さん(crayon.7751@gmail.com)。

写真=集まった食器を確認する前田さん

(ニュース和歌山/2018年3月17日更新)