2年目を迎える女子フットサルの関西リーグ参入チームを決める「関西チャレンジリーグ」が3月10日と11日、神戸市で開かれ、セットスター和歌山レディースが昇格切符を手にした。浦野文絵主将は「チームができて5年目の今年、関西で戦えることになった。チームメートを信じ、今まで積み上げてきたことを思い切り出したい」と意気込んでいる。
関西チャレンジリーグには2府4県の10チームが参加。セットスターは初日の予選リーグを2戦2勝で突破し、2日目、バディフットサルクラブとの昇格チーム決定戦に臨んだ。
前半は1対2とリードを許して終了。「守備の際、相手との距離をいつもよりも詰め、ボールを奪ったら勇気を持ってプレーしよう」。阪下巧監督からの言葉通り、選手たちは後半、守りからリズムをつかみ、良い形でボールを奪ってからシュートまで持っていくチャンスが増えた。久保華恩(かのん)選手のゴールで追いつくと、終了2分前に中和田理穂子選手がミドルシュートを豪快に決めて逆転。最後はこのリードを全員で守りきった。
今年の関西リーグは7月に開幕する予定。阪下監督は「関西は日本で一番レベルの高い地域。せっかくの舞台ですから、楽しみたいですね」。現在、所属10選手のうち、4人は中学生。その一人、中学3年の板谷かのあ選手は「他チームは格上ばかりで、日本代表選手もいる。個人の技術では劣っていても、チーム全体で戦い、対戦する中で成長してゆければ」と目を輝かせている。
(ニュース和歌山/2018年3月24日更新)