海水浴場の壁画完成
サーファーや海水浴客でにぎわう夏に向け、磯の浦海水浴場の防波堤とトイレが、色鮮やかな壁画で飾られている。海水浴場を管理する一般社団法人マリンパーク磯の浦が公募し、3点を採用。同法人は「磯の浦らしさと写真映えをテーマに募集しました。今後も募り、海岸をアートでにぎやかにしていきます」と張り切っている。
防波堤の遊歩道側は、西脇小学校児童が時折、卒業制作で絵を描き、今では40㍍ほどに。今回は、何も描かれていない海側と利用者が多いトイレの外壁を飾ろうと募集し、20点から和歌山市の應治康司さんと丸田愛さん、岩手県盛岡市の北林昂介さんの作品を選んだ。
トイレは丸田さんが「人魚に恋するサーファー」をテーマにかわいらしく描き、防波堤は應治さんと北林さんが波に乗る人をダイナミックに仕上げた。高校3年生の北林さんは芸術系の進路を考える中で壁画に挑戦し、2日がかりで完成させた。
應治さんは磯の浦の海にひかれ、堺市から移住。幅7・0㍍、高さ1・5㍍に〝ISOKO〟の文字を波のように描き、波乗りに興じる姿をカラフルに表現した。「ハワイで『アロハ』とあいさつに使われる、親指と小指を立てたハングルースのポーズをしているのがポイント。みんな写真を撮っていきます」と笑顔を見せていた。
写真=カラフルに描いた應治さん
(ニュース和歌山/2018年4月11日更新)