昨年、和歌山市文化奨励賞に輝いたヴァイオリン奏者、寺下真理子さん(写真)の受賞記念リサイタルが4月21日(土)午後2時、同市西高松の和歌山県立図書館2階で開かれる。「歴史ある賞をいただけ光栄。これを糧に、和歌山から世界へ羽ばたくアーティストになれるよう努力したい」と意気込んでいる。
同市出身の寺下さんは中学3年の時、ニュース和歌山主催の和歌山音楽コンクールで和歌山県知事賞受賞。これまで東京フィルハーモニー交響楽団などとの共演経験を持つ。2015年の『アヴェ・マリア』、17年の『ロマンス』と2枚のアルバムは国内だけでなく、韓国でも高い評価を得た。
今回のリサイタルではクライスラー『プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ』、グリーグ『ヴァイオリンソナタ第3番作品45』ほかを演奏する。ピアノは台湾出身のハン・チェンさん。寺下さんは「アメリカで学んだ若手天才ピアニストです。彼とのアンサンブルから生まれる化学反応が私自身も楽しみ。皆さんと感動を共有できればうれしい」と話している。
3000円、当日3500円。和歌山県民文化会館、同市民会館ほかで取り扱い。音楽愛好会フォルテ(073・422・4225)。
(ニュース和歌山/2018年4月14日更新)