フィンランド在住の日本人デザイナーによる展覧会を中心に、北欧製のビンテージ食器や雑貨のマーケット、トークショーなどを盛り込んだ「フィンランドウィークス」が5月15日(火)〜27日(日)、和歌山市吹上の県立近代美術館内のカフェ、ブリングブックストアで開かれる。主催する同市の武田真理さんは「商品の背景や豊かな文化を伝えたい」と話している。
全編フィンランドロケの日本映画『かもめ食堂』をきっかけに現地を訪れ、デザインや文化に魅了された武田さん。2014年に北欧雑貨を扱うネットショップ「コルバプースティ」を立ち上げ、買い付けた商品をHPや百貨店のイベントなどで販売している。
昨年、同国を訪れた際、フィンランドの人気ブランド「マリメッコ」などにデザインを提供するヘルシンキ在住の島塚絵里さんと交流。島塚さんの展覧会とワークショップを和歌山で企画する中、もっとフィンランドの魅力を伝えようと2週間のイベントに発展させた。
島塚さんのテキスタイル作品を展示するほか、日替わりでフィンランド航空と北欧専門旅行会社スタッフのトークショー、赤ちゃん向け絵描きワークショップ、ミニマーケットと盛りだくさん。また、和歌山のカフェや本屋、インテリアショップが北欧にちなんだ雑貨や本を並べる。
武田さんは「現地では使い終わったものを大切に次の人へつないだり、新たなものに生まれ変わらせるのをリサイクルでなく〝アップサイクル〟と呼びます。そんな考え方を知ってもらえたら」と願っている。
午前11時〜午後5時。21日(月)は休み。入場無料。イベントは一部要申し込み。詳細はコルバプースティHP。
写真=北欧にちなんだ雑貨や本がずらりと並ぶ
(ニュース和歌山/2018年5月12日更新)