元プロ野球選手の井上紘一さん(写真)が監修、指導する「多目的☆野球道場 ライジングスター」が4月1日、和歌山市湊御殿に開業した。「全て教え込むのでなく、自ら考えて成長する力を引き出します。野球を通して礼儀作法を伝え、人間力を養う道場にしたい」と笑顔を見せる。

 井上さんは1994年、市立和歌山商業高校(現市立和歌山高校)で甲子園へ出場。同年、広島からドラフトで指名され、5年間在籍した。2009年には紀州レンジャーズで選手としてプレーしながらコーチを務めた。また、同市のバッティングセンターで子どもたちに16年間教える。

 ライジングスターは、昔のようにキャッチボールやバッティングをできる公園が少ない中、練習に打ち込める場をと開設した。人工芝の室内練習場に投球や打撃マシンを備え、井上さんと元千葉ロッテの木本幸広さんらが指導する教室を開く。

 自習室もあり、練習前後に宿題ができるほか、専門の講師から英会話などを学べる。井上さんは「初心者やチームに入ろうか悩んでる子も歓迎。子どもたちがそれぞれの可能性を見出し、輝ける場になれば」と意気込んでいる。

 月7000円~で、教室代別途。ライジングスター(073・463・7189)。

(ニュース和歌山/2018年5月12日更新)