ファミサポが養成講座

 子育てを手助けしてほしい人とサポートする人を結ぶ和歌山市ファミリー・サポート・センター。手助けを求める依頼会員の新規登録は毎年100人を超えるのに対し、サポート側が伸び悩んでいる。年3回開く養成講座の受講者は、2017年春の37人から18年1月は13人と激減。6、7月の講座を前に、同センターは「ちょっとした手伝いでもパパとママの力になれる。子どもから元気をもらえます」と呼びかけている。

 同センターは、市の委託を受けてきのくに子どもNPOが実施。依頼会員、子どもの預かりや送迎を行う提供会員、預かりや送迎に加え、病児のサポートもするスタッフ会員などがあり、地域や条件が合う人同士をセンターがマッチングする。

 現在は依頼会員が928人、提供、スタッフ会員は合わせて441人と半数以下。17年度は、新規の依頼会員が137人あったのに対し、支援側は14人に留まった。「支える側も、高齢化や介護などそれぞれの事情がある。幅広い依頼と地域に対応するため、新規の登録が増えていくのが理想」と同センター。

 有償で、報酬は1時間700円から。6日間の講習会を受けるのが条件で、和歌山信愛女子短期大学の室みどり名誉教授や和歌山大学教育学部の米澤好史教授ら専門家が、心身の発達や病気、安全対策について話す。

 講習会は6月26日(火)〜7月11日(水)の間に6日間、同市小人町のあいあいセンター5階で。同市に住む人対象で無料。一時保育あり。希望者はファミリー・サポート・センター(073・424・3770)。

写真=子どもと遊ぶ提供、スタッフ会員

(ニュース和歌山/2018年5月26日更新)