校区巡りマップ作り

 通学路の安全や、地域にある施設を学ぶため、和歌山市栗栖の西和佐小学校3年生54人が5月31日、校区探検を行った。地区名と道が書かれた地図を手に、学校と紀伊風土記の丘を往復した。

 歩きながら田畑や工場を地図記号で記したほか、「車が多い」「高い木がある」など、気づいたことをメモ。「あそこはソーセージを作ってる会社」「この奥にお寺あるんやで」と教え合った。

 教室に戻り、田畑と住宅街で異なる交通量や風景を比較。校区内の施設や交通量を特大マップに書き込んだ。A組の杉井颯太くんは「校区内に神社があることを初めて知りました」、B組の織田朔羽(さくは)さんは「風土記の丘周辺と学校の前の道は車が多く、気をつけようと思いました」と振り返った。

 伊藤優教諭は「児童館や神社など校区内にどんな施設があるか、そこで何をしているかを知ることで、地域を大切にする心を養ってほしい」とほほえんでいた。

写真=歩く中で気づいたことを書き留めた

(ニュース和歌山/2018年6月9日更新)