西日本豪雨の被災地へ梅干しを贈るため、わかやまNPOセンターが購入費に充てる寄付金を募っている。2016年の熊本地震に続き2回目。同センターの志場久起さんは「被災地は厳しい暑さの中、復旧・復興作業を余儀なくされている。栄養のある和歌山の特産品で力になりませんか」と呼びかけている。
贈るのは、和歌山県内の福祉施設が作る個包装の南高梅。夏でも腐りにくく、熱中症予防につながるほか、個包装のため、避難所や仮設住宅での配布時に会話が生まれるきっかけになればと考えた。
2年前は9万7000円集まり、約600個を熊本県の西原村にある仮設住宅へ贈った。今回は8月中旬まで寄付を募り、下旬以降に発送予定。送り先は、物資の不足状況を判断し、その時点で決める。志場さんは「和歌山も11年の紀伊半島大水害の際に助けられた。恩返しの気持ちで被災地へ送り、支援の輪を広げたい」と願っている。
1口3000円。同センターのHPから申し込む。同センター(073・424・2223)。
このほか、和歌山県は義援金を9月30日まで受け付けている。振込先は「紀陽銀行県庁支店普通口座411370」、名義は「平成30年7月豪雨義援金」。
(ニュース和歌山/2018年7月21日更新)