クリスマスを病院で過ごす子どもたちにプレゼントを届けよう──。サンタクロースの衣装で和歌山城を歩き、参加費の一部でプレゼントを贈る「和歌山サンタラン」が12月9日(日)に初開催される。実行委の川﨑佳司事務局長は「天守閣を赤く染めましょう。子どもたちにも参加してもらい、病気と闘う同世代の子がいることを知る機会になれば」と意気込む。
和歌山城歩くサンタラン
サンタランはイギリス発祥のチャリティーイベント。日本では10年前、大阪城周辺を歩く大阪グレートサンタランがスタートしたのを皮切りに、各地へ広まっている。和歌山では和歌山大学附属中学校の同窓生が中心となり、2月に実行委を立ち上げ、医療従事者や会社員、主婦ら約20人がメンバーになった。
全員が赤いサンタの衣装に身を包み、西の丸から天守閣まで往復2㌔を一斉に歩く。収益で日赤和歌山医療センター、ろうさい病院、県立医大附属病院、海南医療センターで入院中の子どもたちへプレゼントを選んで購入し、クリスマス近くにサンタの格好で届ける。
メンバーの川上哉子さんは「募金箱にお金を入れるのとはまた違い、みんなで楽しみながら励ませるイベントです。1回目なので、まずはたくさんの人に知ってもらい、これから和歌山で恒例にしていきたい」と張り切っている。
3000円、学生2000円でいずれも衣装付き、子どもは帽子付きで1000円。チケットはファミリーマートのチケット販売機で取り扱い。ボランティアも募集中。実行委(wakayama.santa@gmail.com)。詳細は和歌山サンタランのフェイスブック。
写真=サンタの衣装で歩く(大阪グレートサンタラン提供)
(ニュース和歌山/2018年10月6日更新)