空き家や空き店舗の再生で加太を活性化しようと、和歌山市と南海電鉄が10月3日、リノベーションによるまちづくりの連携協定を結んだ。第一弾として11月17日(土)に「まちやどシンポジウム」を共催。来年度には、同地区にある物件の事業化を提案するリノベーションスクールを開く。

和歌山市 南海電鉄と協定

 遊休不動産を改修し、活性化につなげるリノベーション。同市はこの手法を学ぶスクールを2013年度から開き、受講生はこれまで、17軒の建物をカフェや宿泊施設に再生させた。

 市街地以外の開催は今回が初。加太は2835軒中200軒と、空き家率は7・1%で市内42地区中、3番目に高い。南海電鉄の遠北光彦社長は「リノベーションは市街地で実績がある。お出かけ場所としての魅力を高められるよう、腰を据えて取り組みたい」。

 17日は午後4時、加太港の加太おさかな創庫。日本まちやど協会理事らと、町に宿泊施設の機能を分散させ、町ぐるみでもてなす「まちやど」の加太での可能性を探る。無料。申し込み不要。市都市再生課(073・435・1048)。

写真=意気込みを語った遠北社長(右)

(ニュース和歌山/2018年10月13日更新)