出口誠さん新アルバム 世界の名曲 ジャズ調に
世界の作曲家がそれぞれ手掛けた『アヴェ・マリア』を、和歌山市出身のピアニスト、出口誠さんがジャズ調に編曲。9月8日に9曲入りのアルバムを発表した。タイトルはストレートに『アヴェ・マリア』。「普遍的に美しいメロディを題材に、ジャズならではの軽快さを大切にし、何度も繰り返し聴いてもらえるよう心を込めました」と語る。
シューベルト、グノー、カッチーニによる三大『アヴェ・マリア』をはじめ、サンサーンス、ピアソラら著名な作曲家による作品を再構成し、収録した。
最後は、口語和訳した『アヴェ・マリアの祈り』の詞に、出口さんがメロディーを付けた曲。昨年、長崎県の離島にある黒島天主堂で2度、ソロコンサートを開き、建物のたたずまいに感動したのをきっかけに作曲した。
「声楽家やクラシックの演奏家による『アヴェ・マリア』作品集は世界にありますが、ジャズミュージシャンによる全曲ジャズアレンジのアルバムは世界初ではないでしょうか。一生のうちに『アヴェ・マリア』を作りたかったので、夢がかないました」と話している。
2700円。購入は「出口誠」HPで。
(ニュース和歌山/2018年10月20日更新)