今にも倒れそうな木やフタがない用水路、石積みの塀…。和歌山市吉礼の山東小学校6年生33人が10月、地域住民と一緒に、通学路にある危険な場所や役立つものを調べ、防災マップを作成した(写真)。西山東地区防災会メンバーと8コースに分かれて歩き、危険な場所のほか、消火器や防災倉庫など、いざという時に役立つものを調べ、写真を撮って地図に書き込んだ。

 吉礼南コースを調べた窪田日菜さんと山﨑莉鈴さんは「公衆電話が一番役立つと思いました。電柱が倒れかけているところ、山が崩れそうなところがあり、歩いて初めて気付きました」。防災会の川口義晴会長は「中学生になったら、助けられる側から助ける側になれるよう、防災について今から身につけておいてほしい」と目を細めていた。

(ニュース和歌山/2018年11月10日更新)