「いらっしゃいませ~」「お得な品いっぱいですよ」――。海南市日方の日方小学校6年生34人が11月2日、カンボジアで井戸を掘る資金に充てるため、チャリティバザーを開いた。

 毎年、6年生が寄付先を決め、品物集めや店作り、販売を行う恒例のバザー。今年はカンボジアを救うキャラクター「ヒカレンジャー」を作り、チラシやポスターに描いて品物の提供と来場を地域に呼びかけた。

 当日、日用品や文房具、おもちゃが体育館いっぱいに並んだ。400円のタンス、10円の石けんなど飛ぶように売れ、値下げ交渉にも子どもたちは電卓をたたきながら、たくましく応じた。橋本風生(ふう)さんは「たくさんの人が来てくれ、品物が足りるか心配だった。お客さんとの会話が楽しかった」とにっこり。

 売り上げと寄付合わせて8万1551円が集まった。末廣千晶(しょう)くんは「カンボジアの人たちがきれいな水を飲み、いい暮らしをしてもらうために役立ててほしい」と話していた。

(ニュース和歌山/2018年11月17日更新)