馬の尾でできた弓と2本の弦で音を奏でるモンゴルの民族楽器、馬頭琴(ばとうきん)の演奏家が1月23日、和歌山市善明寺の楠見東小学校を訪れた。この楽器が登場する物語『スーホの白い馬』を国語で学ぶ2年生62人に、優雅な音色を聞かせた。
楠見東小 モンゴル人奏者来校
まず、日本モンゴル文化経済交流協会の佐藤紀子会長が現地の写真を見せ、衣食住を紹介。続いて、佐藤会長による『スーホの白い馬』の朗読に合わせ、モンゴル国立馬頭琴交響楽団首席演奏家のレンチン・アマルバヤルさんが、馬の鳴き声や足音の効果音、各場面の情景を思わせる音楽を奏でた。最後はレンチンさんの演奏で、童謡『こぎつね』を合唱した。
1組の二宮あずさんは「馬の『ヒヒーン』という鳴き声そっくりの音が出て驚きました」。2組の亀井來澄(らいず)くんは「たった2つの弦で色んな音が表されていた」と感動していた。
(ニュース和歌山/2019年2月2日更新)