江戸時代に始まった紀州東照宮の祭礼、和歌祭を組み木人形約600体で再現した𠮷田富彰さんの大作が5月12日㊐まで、和歌山市中のイオンモール1階に展示されている。
𠮷田富彰さん 和歌祭再現
同市今福に「工房と」を構える𠮷田さんは2000年から、板を電動糸のこぎりで切り、組み木作品を作っている。和歌祭は資料集めを含め、約2年かけて完成させた。
和歌山市立博物館、南海和歌山市駅改札前での展示を経て、現在、イオンモール内の通路に並べられている組み人形はずらり約24㍍。根来衆、雑賀踊り、唐船、猿引、僧衆騎馬など、江戸時代に描かれた『和歌祭行列之図』を参考に、細かく表現した。「この作品が、実際に和歌祭を見に行く人、そして行列に参加する人が増えるきっかけになれば」と願いを込める。
なお同期間、和歌祭フォトコンテスト作品展も開かれている。
写真=人形が今にも動き出しそう
(ニュース和歌山/2019年5月11日更新)