自転車愛好家でつくるサイクリング王国わかやま推進協議会は11月4日㊊、和歌山の観光や交通ルールにまつわる問題を盛り込んだ初の「サイクリング王国わかやま検定」を県民文化会館で実施する。井口和彦理事長は「自転車にまつわるご当地検定は全国初の試み。県内外の人に和歌山の魅力を知ってもらいたい」と張り切っている。

11月 和歌山県民文化会館で初開催

 和歌山県はブルーラインと名付けた県内全域800㌔に渡るサイクリングロードを整備するほか、道の駅や温泉、宿泊施設などに休憩スペースや工具を貸し出すサイクルステーションを設置。2017年からはサイクリングフェスタを毎年開き、サイクリストの増加に力を入れる。

 同協議会は、紀の川サイクリングクラブの有志ら12人が昨年5月に発足させた。今回、サイクリングルート上にある名所や特産品、歴史を広く知ってもらうとともに、自転車マナーの向上に一役買おうと検定を初めて企画した。

 試験は1時間で選択式の50問を解き、正答率70%以上で合格。八重洲出版『ニッポンの自転車旅 和歌山サイクリングガイド』とエイ出版『新・自転車〝道交法〟BOOK』を元に、協議会が問題を作成する。

 本田憲一副理事長は「信号が少なく、山、川、海のルートがある和歌山でのサイクリングはおすすめで、ダイエットや健康効果も。この検定を通じて、これまで自転車に乗っていない人にも走りたい気分になってもらいたいですね」と期待している。

 申し込みはスポーツエントリーHPで。3000円。年齢不問。合格者に合格証とオリジナルデザインのサイクリングキャップを贈る。井口さん(guruzia@herb.ocn.ne.jp)。

写真=検定をPRする井口理事長(右)と本田副理事長

(ニュース和歌山/2019年8月17日更新)