熊野牛や紀州うめどり、太刀魚などの和歌山県産品を使って創作フランス料理を作る全日本司厨士協会和歌山県本部主催の「私のアイデア料理コンクール」が10月29日、和歌山市湊通丁北のアバローム紀の国で開催された。

 同ホテル20周年イベントで、同協会所属シェフ8人が参加した。サーモンの薄切りで野菜を包んだものに、キノコやさつまいもを添えて季節感を出した料理や、ラグビー日本代表のユニフォームをイメージした「太刀魚と赤ピーマンのフラン 鮑のブレゼ ラグビー日本代表仕立て」など、見るだけで楽しいバラエティーに富んだメニューが並んだ。

 アイデア、色彩などをプロが、一般審査員は見た目で投票。この結果、一般審査員105票中29票を集めたアバローム、大漁将司さんの「アカハタと足赤海老のポアレ 梅のヴァンブランソース」が1位に輝いた。

 同協会の都築幸則会長は「集まったお客様が『おいしそう』『食べてみたい』とじっくり料理を見てくれて、作ったシェフもうれしかったのでは。次回は材料などさらにテーマを絞って実施したい」と話していた。

写真=彩り豊かな創作フランス料理がズラリと並んだ

(ニュース和歌山/2019年11月9日更新)