和歌山市岩橋の紀伊風土記の丘で11月8日、近くにある西和佐小学校の全校児童363人がオリエンテーリングを楽しんだ。

 学年を超え、縦割り活動で2000年から実施している恒例行事。敷地内に設けられた10ヵ所のチェックポイントで、ひらがな1文字ずつを手に入れ、一つの文章に仕上げるのが課題だ。

 地図を片手に広い敷地内を巡り、6年生がリーダーとなって下級生をまとめながら班を引っ張った。復元した竪穴住居では、杵のような道具を見て、「これ何に使うんやろう?」、古墳の中では「めっちゃ暗い」「上に何かある」など興味津々に各ポイントを見学しながら、地域の歴史を学んだ。

 10文字を集めてできあがったのは「あいさつはげんきよく」の言葉。大東あかりさん(6年)は「問題が楽しかったし、一番上にある展望台からの景色がきれいでした」。また、岩橋直也くん(同)は「こけたりはぐれたりしないように、みんなをまとめて動くのが難しかった。そろってゴールできて良かった」と汗をぬぐった。

(ニュース和歌山/2019年11月30日更新)