デザイナー池レモンさん発
「ありがとうごだいます」「ええわいて」──。スポーティーな服に身を包み、ユニークなポーズで和歌山弁を話す女性を描いたLINEスタンプが人気を呼んでいる。作者は和歌山市のグラフィックデザイナー、池レモンさんで、「イラストレーターとして自分の存在を知ってもらいたくて始めました。毎日だれかに送りたくなるような和歌山弁を選んでいます」と話している。
LINEスタンプは、LINEで文章のやり取りをする際、文字の代わりに送る画像。相手の発言に対する反応として使われることが多く、文字より感情を簡単に表現できることから人気だ。
池レモンさんは大阪芸術大学卒業後、会社勤めを経て、2014年にグラフィックデザイナーとして独立し、WEBやCDジャケットのデザインなどを手がける。
15年から、ザ行が言えない女性シリーズ、和歌山弁を話す紀州男子や猫など約30種類をLINEスタンプにして販売。当初から大きな反響があり、インド、ドイツ、オーストラリアなどでも使用され、現在は月に約8万回の送受信がある。
「最近、濃い和歌山弁を話す人が減ってきたように感じる。スタンプを通して、個性豊かな方言を見直してほしい。世界中で和歌山弁が広がったら面白いですね」と笑顔を見せていた。
写真=毎日送りたくなるような和歌山弁を採用した
(ニュース和歌山/2020年1月11日更新)