紀の川市の広報紙 5年連続和歌山県1位
市町村が発行する広報紙が対象の「和歌山県広報コンクール」広報紙の部で、紀の川市が5年連続1位に選ばれ、5月の全国への切符を手にした。担当する秘書広報課の山本真緒さんは「広報は人と街をつなぐ架け橋。頑張っている市民の代弁者になれるよう、これからも分かりやすい紙面を目指します」と意気込む。
県広報協会が毎年実施するコンクール。広報紙、映像、1枚写真、組写真の4部門ある。
広報紙部門1位を獲得した2019年1月号は、市の基幹産業である農業の可能性をテーマに、生産者が加工と販売も手がける6次産業の広がりについて特集した。100年以上続く観音山フルーツガーデンが実績を上げるまでに成長した経緯や、6次産業化を目指し、柿やはっさくなどを栽培するまつばら農園の取り組みを聞いた。また専門家による「売れる商品作り」へのアドバイスを交えて、生産者と消費者をつなぐビジネスの方法を紹介した。
山本さんは「2年前から温めていたネタで、取材先へ週に何度も通い、勉強会にも参加した。読んだ人から前向きになったと聞き、やりがいを感じます。全国コンクールでも良い結果が残せれば」と張り切っている。
(ニュース和歌山/2020年4月4日更新)