「ええとこあるで和歌山」を合言葉に、地元の魅力を本で発信する紀州文化の会は、和歌山にゆかりのある男性100人をまとめた『あがらの和歌山~紀州の侍』を4月17日に出版した。大江寛代表は「編集を通じて、若い人たちの姿勢から学ぶことがたくさんあると感じた。この本が人と人をつなぐ接着剤のような役割を果たしてくれれば」と話している。

 2007年から毎年発行する『あがらの和歌山』シリーズの第14弾。2017年から2年間は地元ゆかりの女性を特集し、昨年から来年までの3年間は男性にスポットを当てる。

 今回は300人の候補から選んだ高校2年生~60歳の100人を取り上げた。プロサッカー選手の駒野友一さん、体操五輪メダリストの田中和仁さん、佑典さん兄弟、和歌祭400年祭の中山勝裕実行委員長、総本家駿河屋の岡本良太代表らを紹介。個性豊かなメンバーがそれぞれの人生を振り返り、今後の抱負や思いをつづった。

 B5判、436㌻。2480円。大江さん(0736・67・7892)。

(ニュース和歌山/2020年4月18日更新)