新型コロナウイルスの第2波に備えて体力づくりをと、和歌山県は「わかやまシニアエクササイズ」の動画をユーチューブで公開している。
2004年に県と和歌山大学教育学部の本山貢教授が開発した体操で、運動と休憩を合わせて1時間半ある。介護予防のため、地域の自治会館や福祉センターなどでシニアサークルが取り組んでいるが、感染防止による活動自粛に対応するため、自宅でできるよう20分にまとめ、5月15日に配信した。
ウインズ平阪さんの『あしたへと ステイホームバージョン』に合わせてステップを踏む運動、座った状態での太もも上げ、スクワットほかがある。
動画は、和大のスポーツ実習の遠隔メニューにも組み込まれている。本山教授は「遠隔授業を受ける学生や在宅ワークの社会人も、長時間座った姿勢が続くと体力や筋力が心配。全世代に対応しているので、空き時間に取り入れて」と話している。
(ニュース和歌山/2020年6月6日更新)