ナカオマサトシさん 新作絵本
和歌山県出身の絵本作家、ナカオマサトシさん(38)が新作『じごくにアイス』を5月12日、ひさかたチャイルドから出版した。「アイス屋のこたろうがあの世に行って、帰ってくるお話で、まさに九死に一生。読み進める手が止まらないと思います」と意気込む自信作だ。
NHK・Eテレの子ども向け番組制作や図書館の司書業務を経て、絵本作家デビュー。これまで16冊出しており、『うれないやきそばパン』でMOE絵本屋さん大賞、『いってらっしゃいうんちくん』でわかやま絵本大賞を受賞している。
3年かけて完成した今作。いつもの公園でアイスを売っていたこたろうだが、転んで頭を打ち、気付くとそこは地獄だった。えんま様に裁かれることになるも、大火事が発生。火を消し、へとへとになった鬼たちを見たこたろうはアイスを作ることに──。
28×22㌢、32㌻。1430円。ツタヤウェイガーデンパーク店、ツタヤ岩出店で販売。
(ニュース和歌山/2020年6月27日更新)