和歌山市は市役所本庁舎と東庁舎前の約1700平方㍍に「城前広場(仮称)」を整備する。旧伏虎中学校跡に来年春、和歌山県立医科大学薬学部、秋に新市民会館「和歌山城ホール」が完成するエリアで、和歌山城ホールとロイネット前を含めると、東西約300㍍に広がる憩いの場となる。

 和歌山城天守閣を望む広場にケヤキを植え、周りに紀州材のベンチを置く。歩道は2・5㍍から5・5㍍へ。食べ歩きを楽しめるよう飲食店やキッチンカーを誘致し、小規模イベントを開く。

 同市都市再生課は「観光客の多くは天守閣に登った後、車やバスで別の場所へ行ってしまう。城前広場では常に何かやっていると知ってもらい、お城から広場、京橋、ぶらくり丁、本町公園、キーノと、人が回遊できる、歩いて楽しい街をつくりたい」と描く。

 工事は始まっており、来年2月まで本庁舎、3月まで東庁舎前を整備、完了するのは夏の予定。

写真=完成イメージ図

(ニュース和歌山/2020年11月21日更新)