がん患者やその家族を支援するNPOいきいき和歌山がんサポートは12月24日、紀の川市打田の那賀病院で抗がん剤治療中の患者へ、タオルで作ったケア帽子30個を贈った(写真)。
2009年発足の同会は、がん患者や家族が集まり悩みや不安を共有するサロンを県立図書館、ビッグ愛などで開くほか、県内8病院のサロン運営を支援する。メンバー有志はタオルやハンカチを使った手縫いの帽子を作っており、昨年は手書きのメッセージカードを添え、県内8病院に計240個を配布した。
那賀病院は医師や看護師が患者と連携し、積極的にサロン運営を行ってきたことから、同会が患者代表として感謝状を贈った。同会の石井浩子さんは「医師や放射線技師、臨床心理士さんなどが定期的にサロンに来て患者の本音を聞こうとしてくれる。いつも温かく見守ってくれているおかげで、安心して活動できる」と笑顔を見せていた。
那賀病院での患者サロンは毎月第2、4水曜に開催。同病院(0736・78・3892)。
(ニュース和歌山2015年1月10日号掲載)