豪留学生 上岩出小を訪問
那賀高校(岩出市高塚)のオーストラリア人留学生30人が12月15日、同市水栖の上岩出小学校4〜6年生と交流した。4年3組を訪れたデブルクト・レネイさんは「日本の子どもはとても優しくて、オーストラリアの子どもより大人しい印象。1クラスの人数が母国では20人前後なので、子どもの多さに驚きました」と話していた。
オーストラリアのクリスチャンカレッジと交流する那賀高。生徒の派遣と受け入れを隔年で行っており、今回は2週間の短期留学生を含めた30人が同小を訪問した。
4年3組にはレネイさん、ベイリー・パスカールさん、ゴーフ・ヘイリーさんが訪れた。初めにジャンケンで交流し、次にオーストラリアのペンやキーホルダー、シールを贈ると、子どもたちから歌のプレゼントがあった。そして、「好きな動物は?」「日本語は話せる?」と英語で質問する子どもたちに、3人は英語や日本語、身振り手振りを交えて答えていた。
小川凌くんは「初めてオーストラリア人と会ってうれしかった。英語が通じて良かった」、前田宙星(みちとし)くんは「オーストラリアに行ってカンガルーを見てみたい」と笑顔。同小の乾佳子校長は「生の英語に直接触れられる貴重な機会になりました。習った英語で交流し、自信や好奇心につながったようです」と目を細めていた。
(ニュース和歌山2015年1月10日号掲載)