ソチ戦士の坂爪選手も出場

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 2015年は紀の国わかやま国体イヤー。男女総合優勝を目指す県チームにとって重要な意味を持つ「ぐんま冬国体」が2月28日(水)に群馬県で開幕する。会期の前半に行われるアイスホッケー成年の部に県代表チームが33年ぶりに挑むほか、スケートのショートトラックでソチ五輪に出場した坂爪亮介選手(タカショー)、スピードスケートで女子4選手が上位進出を目指す。

 国体の総合成績は秋の本国体と冬季国体での合計得点で競う。今年の冬季国体はアイスホッケーとスケートが1月28日~2月1日(日)、スキーが2月20日(金)~2月23日(月)に開かれる。

 注目はアイスホッケー県代表チーム(写真=県提供)。選手がそろわず、近畿予選に出場すらできない時期が続いたが、4年前に津田兼司監督を中心にチームを立ち上げた。リンクのない和歌山では練習会場の確保もままならず、深夜11時から大阪府内のアイススケート場に集まってチームワークを磨いてきた。昨年末の近畿予選で滋賀に4─0で勝利し、33年ぶりの出場切符を手に。清水力主将は「23歳から46歳まで年齢の幅が広いチームですが、アイスホッケーに真摯(しんし)に取り組む努力家ばかり。本国体ではベスト8以上を目指したい」と語る。

 また、ショートトラックの坂爪選手は一昨年の国体で500㍍と1000㍍を制した国内トップ選手で、今回も両種目での上位をねらう。スケートにはタカショー所属の藤村あゆみ選手、JA紀州の大森亜珠香選手、梅川風子選手、歸山(きやま)麻衣選手が出場。4人は昨年の国体2000㍍リレーで4位入賞を果たしたほか、藤村、大森、歸山の3選手は個人種目でも8位以内に入っており、今年も上位が期待される。

(ニュース和歌山2015年1月24日号掲載)