ロマンチックな灯りの中で大切な人と愛を語り合いませんか——。1万4000本の灯ろうが並ぶ「バレンタイン竹燈夜」が2月14日(土)、岩出市東坂本の県植物公園緑花センターで初開催される。主催する「笑(わらい)de会」の久保田貢司会長は「バレンタインに恋人や家族、友達と穏やかな時間を過ごしてほしい。夜に緑花センターが開放されるのは初めてです。岩出市街の夜景も見れ、温かなムードに包まれます」とアピールする。
同会は同市、紀の川市を拠点に和歌山を盛り上げようと、地元の飲食店経営者やウェブデザイナーらが集まり、昨年1月に発足。地域の清掃活動をしながら、今回のイベントの準備をしてきた。
当日は、園全体に約1万4000本の灯ろうを並べる。うち県産の竹を使った筒は9150本で、会員と近畿大学生物理工学部の学生、住民が半年かけて手作りした。中には、ドリルで数百の穴を開けてデザインを施した最長2㍍の竹筒もあり、ハート型に並べるなどバレンタインムードを盛り上げる。地元の学生がイラストを描いた紙カップとプラスチックカップの灯ろう5000個も飾る。
また、「体感コンサート」と題し、午後2時半から和太鼓とよさこいの披露、5時半から伏虎中学と打田中学吹奏楽部、地元のバンドによる生演奏がある。髙橋義一副会長は「灯ろうも音楽も電気を一切使いません。アコースティックな音に耳を傾けながら、ほのかな灯りの中で幻想的な雰囲気を味わって」と呼びかけている。
灯ろうの点灯は午後4時~9時。2時半~8時にチョコレートフォンデュやタンシチューなど地元の飲食店約20店が並ぶ。入園料250円、小中学生100円。
なお、2月13日(金)~2月15日(日)に搬入、点灯作業などを手伝うボランティアを募集中。詳細は「バレンタイン竹燈夜」HPかフェイスブック。
(ニュース和歌山2015年2月7日号掲載)