建物の老朽化と駐車場不足を解消するため、和歌山市和歌浦東にあった南保健センターが同市田尻に移転し、子育て広場を併設した新施設としてリニューアルした。
新センターは鉄骨平屋建て、のべ床面積は938・4平方㍍。50台以上の駐車場を完備した。従来の雑賀、雑賀崎、田野、和歌浦、名草地区に、これまで中保健センターの管轄だった三田、岡崎、安原、西山東、東山東地区が加わる。乳幼児の健康診査や妊婦、母親対象のマタニティーサークル、育児相談、健康づくり講座を開く。
また、同市の保健センターとしては初めて地域子育て支援拠点を併設し、4月に運用を開始する。絵本やおもちゃ、ベビーベッドを用意し、0歳〜就園前の子を育てる母親同士の交流や、保健師を通じ、子育ての悩みを軽減する場として役立ててもらう。
2月12日の竣工式で、尾花正啓市長は「地域の母子に集ってもらい、安全に子育てができる施設として不安や悩みに応える場としたい」と話していた。 同センター(073・499・5566)。
写真=テープカットする関係者ら
(ニュース和歌山2015年2月21日号掲載)