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 4月25日に発生したネパール大地震の被災者を支援しようと、和歌山市在住のインド人で、ヨガ講師のガネーシュ・ギリさん(写真)が5月24日(日)、同市秋葉町の秋葉山プールでチャリティーヨガを開く。ギリさんは「同じ宗教で言葉も似ている隣国は私の母国のような所です。ネパールは自国だけで復興する経済力がない。国際的な協力が大きな助けになる」と呼びかけている。

 ニューデリー生まれのギリさんは和歌山出身の女性と結婚し、2005年に来日。ヨガ講師として和歌山市、岩出市などで週8回、200人以上の生徒に教えるほか、インド料理の教室を開き、県内の小中高校で自国の文化を伝えている。

 地震発生時はテレビ電話でインドの友人と通話中だった。地震による停電で突然電話が切れ、友人は無事だったが、ネパールにいるギリさんの知人が亡くなったとの知らせを受けた。自宅が全壊した友人も多く、4月30日にヨガ教室に募金箱を設置した。

 今回のチャリティーヨガはプールサイドでインド式健康法を学んだ後、初心者向けのヨガをし、最後にネパールへ祈りを捧げる。「現地は薬品や食べ物が足りず、被害者は増え続けている。国籍に関係なく、力を合わせていきたい」とギリさん。会場で寄付金を募り、被災地へ送る。午前10時と午後4時半の2回。先着50人。ヨガマットかバスタオル持参。希望者はギリさん(yogasekai@yahoo.co.jp)。

 また、県国際交流センターが5月17日(日)午後1時半から、同市手平のビッグ愛8階で開くネパール復興支援チャリティーイベントでも、午後4時に同館前芝生広場でヨガ体験を行う。希望者は同センター(073・435・5240)。

(ニュース和歌山2015年5月16日号掲載)