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 和歌山県内の一級建築士27人でつくる日本建築家協会近畿支部和歌山地域会は6月1日(月)~6月28日(日)、和歌山市三葛のリクシル和歌山で建築展を開く。会員6、7人が週替わりで過去に手掛けた建物の模型と写真パネルを展示し、土日は無料相談に応じる。

 建築家に親しみを感じてもらおうと、会員の趣味や宝物などを紹介する本『わかやま読本・建築家編』を2月に出版した同会。今展は模型やパネルを見てもらうほか、建築士と話すことで人柄が分かる場にと企画した。

 島桐子会長は「施主と何度も話し合いながら設計するので、建築家を選ぶ時は、その作品より人となりが大事。実際に何人もの建築家と会い、相性の合う人とめぐり合ってほしい」と話している。

 6月21日(日)は公募した施主の依頼に、会員が図面を引いて提案する公開プレゼンテーションを行う。会員の橋本雅史さんは「何十年後も町をリードしていける建物かどうかなどを基準に審査して優勝を決めます。建築に興味をもってもらえる機会になれば」と望んでいる。

 展示は午前11時~午後5時。水曜定休。相談は要予約。同会(073・432・1558)。

写真=『わかやま読本・建築家編』を手にする島会長

(ニュース和歌山2015年5月30日号掲載)