海南市を舞台にした短編映画『ＩＳＨＩＣＨＩ（イシチ）』の上映会が７月19日（日）午後１時、同市日方の伊勢部柿本神社で開かれる。地元では初めての公開で、主催する海南青年団体連絡会議の志場泰造副会長は「海南だけでなく、和歌山市、有田市など皆さんの協力でできた思いのこもった映画です」と語っている。
この映画は、吉本興業による地域発信型映画のプロジェクトとして、同社と海南市民有志が制作。１月に黒江の田島漆店旧工場や同神社などで撮影し、オーディションで選ばれた県民10人がセリフのある役者、地元の80人がエキストラとして出演した。
約15分の短編映画で、代々受け継がれた漆器の椀に隠された秘密を巡り、まち全体に波乱が巻き起こる歴史ファンタジー。３月の沖縄国際映画祭に出品され、「短編でも見応えがある」と高評価を得た。主演は吉本新喜劇の青野敏行さん（写真右）。落語家の桂小枝さん、アイドルグループＮＭＢ48の西村愛華さん（同左）も出演する。
当日は、メガホンを取った18歳の若手監督、上野遼平さんの舞台あいさつや、撮影の裏側を紹介するメイキングシーンの上映、出演したお笑いコンビ、わんだーらんどの漫才などがある。
１５００円、当日２０００円。６月９日（火）から同市物産観光センター、うるわし館などで販売。先着１５０人。海南映画制作実行委（０７３・４９５・２５７３）。
（ニュース和歌山2015年6月6日号掲載）
