グローバルな視点で活躍する人材を育成しようと県が2013年に始めたわかやま塾。昨年度受講した卒塾生が5月27日、自主的な勉強会「わかやま塾NEXTⅡ」を立ち上げた。中原勝美代表理事は「会員が所属する企業や組織を活性化させ、地方創生につなげたい。ネットワークを生かし、地元を元気にします」と意気込んでいる。
大手企業の経営者や行政機関の幹部を講師に招き、世界経済や金融政策、リーダーシップ論などを学ぶわかやま塾は、県内の若手経営者や公務員など毎年約100人が受講している。初年度の受講生は「わかやま塾ネクスト」を立ち上げ、2期生も地元を盛り上げていこうと「NEXTⅡ」を発足させた。
この日の設立総会では、「ともに学び、ともに成長し、元気和歌山を創造する」を活動テーマに、講師を招いての勉強会を年4回開き、ビジネス面でのコラボレーションやまちの活性化につながる活動を行うことを決めた。今年は紀の国わかやま国体でのボランティア活動に取り組む。メンバーで公務員の黒田充昭さんは「著名な講師陣から多くの知識を得ることができ、仲間との出会いは最高の自己啓発になった。つながりを大切にし、和歌山を少しでも盛り上げたい」と決意を新たにしていた。
写真=「和歌山を元気にします」とメンバー
(ニュース和歌山2015年6月6日号掲載)