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 紀州の和菓子と文化を考える会は6月14日(日)、ぶらくり丁で開かれるポポロハスマーケットで、和歌山の玉子せんべいを一堂に集めた販売と和菓子作り体験を行う。

 昨年の駿河屋倒産を機に、和歌山の和菓子文化を守り育てていこうと立ち上がった市民グループ。奇数月に開く学習会では、県内の和菓子の歴史や茶の入れ方などを学んでいる。今回は6月16日の「和菓子の日」にちなみ企画した。

 和歌浦や御坊、田辺などの玉子せんべいが集まる。鮎を形取ったものや、直径20㌢近くもある大きなものなど形は様々で、焼き印も各地の名所や特産品、人物と多彩だ。味は甘さや香ばしさ、しっとり感がそれぞれ微妙に異なる。山本智子事務局長は「せんべいの絵柄や味の違いを楽しんで、地元や和菓子に興味を持ってもらえれば」と期待している。

 和菓子作り体験は午前11時~午後3時の1時間ごとに開催。岩出市の茶人、梅原宗直さんの抹茶体験も。マーケットは午前11時~午後4時。

(ニュース和歌山2015年6月13日号掲載)