子どもの医療費助成制度の拡充をめざす連絡会わかやまは6月8日、中学生までの医療費無料化を求める4万6619人分の署名を和歌山市に提出した。
同連絡会は、所得などに関係なく、安心して診療が受けられるようにと中学生までの医療費無料化を求めて署名運動を展開。母親同士のネットワークやインターネットなどを通じて呼びかけた。署名の提出には子ども連れの母親も数多く集まり、生協こども診療所長を務める佐藤洋一代表が荒竹宏之副市長に署名を手渡した。
佐藤代表は「市民の思いの強さは肌で感じた。なんとか実現してほしい」と強く要望。荒竹副市長は「みなさんの熱い気持ちは受け止めました。大きな話なので方針は出せないが、市長と相談したい」と答えた。
子どもの医療費助成は県内市町村でも拡充している。県内では18歳までを無料とする地域から、就学前児童のみ無料とする地域までばらつきが出ている。和歌山市は通院費が小学校入学前まで、入院費は中学卒業までを無料化している。
(ニュース和歌山2015年6月13日号掲載)